湖、山、川、お買い物、美術館めぐり、おいしいお食事に甘いものまで、 箱根は遊びに溢れています。 ぜひ桐谷箱根荘を観光の拠点にして、箱根の魅力的なスポットをご堪能ください。
箱根に至る鉄道の旅にはいくつかのルートがありますが、ここはやはり「箱根といえば」の小田急ロマンスカーに乗って行くことを オススメします! 渋滞もなく、指定席でゆったり移動できます。特に最近、新型ロマンスカー・VSEも登場し、ますますその魅力に磨きが 掛かってきました。 流線型の美しい「VSE」の車体が、箱根へのリゾート旅行の期待を高め、まるでデザイナーズホテルのような温かい雰囲気の車内でゆったりくつろげます。
強羅までは、登坂のアシストに歯車などを使わないで走る鉄道としては日本で一番急勾配(1000分の80の勾配)を登る 箱根登山鉄道に乗りましょう。 1000分の80の勾配というのは1m走る間に、80mmの高さを登る勾配のことで、これは12.5m 進むだけで1mもの高さに相当します。
箱根湯本からは箱根登山電車で出発!こんな小さな電車ですが、天下の険箱根に果敢に挑みむその様子はまさにスペクタクル!
今回は箱根登山電車らしい旧型車に乗りました。クーラーも無いですが窓からは新鮮な空気がいっぱい入ってきて心地よいです。
急峻な箱根ですから、車窓は変化に富みます。例えば塔ノ沢駅を出発したあと渡る出山の鉄橋は、高さ43m!絶景が楽しめますよ。この鉄橋は大正8年開通。現在、有形登録文化財に指定されています。
勾配が急なので、途中3回スイッチバックという方法で登ります。上から降りてきた電車は左の線路へ。すると運転手と車掌が入れ替わって逆向きに出発し、右の奥の線路に降りて行きます。
半径がたった30mという 急カーブ!まるで模型鉄 道のような雰囲気です。 トンネル、鉄橋、スイッ チバック、カーブ。 鉄道に興味が無くても 「純粋に楽しい」鉄道、 それが箱根登山電車です。
このとき、ちょうど沿線は あじさいが見頃でした。 窓をキャンバスに、美しく 咲き誇ります。
スイッチバックの仕組み
(1)登坂開始!出発です。坂を上っていきます。 (2)信号所か駅に到着!いったん平地に到着。前後を入れ替えて逆向きに出発。 (3)スイッチバック終了!箱根登山鉄道は、この手順を3回繰り返します。
箱根湯本から約30分、終点強羅に到着です。登山電車はここまで高度差500Mを 登り切ってきましたから、標高も高く、すっかりリゾート地の心地よさです。 でもまだ着きません!
スペクタクル・モードはまだまだ続きます!乗り慣れない乗り物ばかりで、楽しいですよ!そう、今度はケーブルカーです。
強羅から2駅、紅葉も美しい公園上(こうえんかみ)に到着...ですが、なんだか電車がナナメになってる感じがしませんか!?
車内から見た駅はこんな感じです!待合室とホームの角度の違いを見てください。す、すごい傾斜なんですね。車体もナナメにしなければなりません。さすがケーブルカーです。
桐谷箱根荘への鉄道の旅はいかがでしたでしょうか? お車よりもお時間はかかるかも知れませんが、箱根の景色の良さ、箱根が天下の険と謳われるほどの地形であることは、 鉄道の方がより一層感じられます。 渋滞もなく、のんびりゆったり出来るのも、鉄道の旅の良いところです。